16世紀、神聖ローマ帝国のルドルフ二世は、プラハを首都として各地の芸術家を集め、宝石彫刻の中心地としました。宮廷の宝石彫刻家であったカスパー・レーマンが繊細で華麗なガラス彫刻を作り出したのが、現在知られるボヘミアンガラスのはじまり。クリスタル芸術の最高傑作として、長い年月、世界の人々を魅了しつづけてきたボヘミアクリスタルガラス。文字どおり、水晶の様に純粋で、透明感の高い美しい光沢と、神秘的なきらめきが特徴です。ヨーロッパの王侯貴族のあいだで愛好されたボヘミアクリスタルは、今でも世界各国の元首をはじめ世界各国の人々に愛用されています。
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